ここが変だよ! そうでっか!

日産自動車の会長だったカルロス・ゴーン容疑者が再逮捕されました。

 

最初に逮捕されてから、海外のメデイアが、不当だとか陰謀だとか称する中に、

『日本の司法は変だ』

てな見出しも見られます。

 

『ここが変だよ、日本のほにゃらら』

 

てなテレビ番組があったり書籍が刊行されたりしていますが、

 

〈外国からここが変だよ日本人とかなんとか言われて過剰に反応するところが日本の変なところ》

 

ではないかと思います。

 

仮に、欧米諸国に対して、ここが変だよ、と指摘したとして、どれほどの国がこれほど過剰に反応するでしょうか……

「それでずっとやってきたんじゃ!」

「わしらは変やともなんとも思うてへんで!」

反応があっても、こんな感じではないかと思います。

 

ところが日本人は、明治維新以来、欧米がこうだから…… てなことを言うのが近代的だと考える向きが少なくないようで、外国人も、

「日本人には、『お前、変やぞ』と言うたったら、なんぼでも言うこと聞くで」

なんて意識で、都合のええように日本人をコントロールしている輩もおるんやないかと思うとります。

 

「日本には《郷に入れば郷に従え》っちゅう言葉があるんじゃ!」

 

ぐらい、言うてもらいたいと思うておりますのは、アタクシだけでございましょうか……

紀平梨花選手、初優勝おめでとうございます!

バンクーバーで行われたフィギュアスケート女子グランプリファイナルで、16歳の紀平梨花選手(関大KFSC)が、ショートプログムについでフリーの演技でも1位となって、初優勝しました。

 

何と言っても、女王ザギトワ選手(ロシア)を破っての優勝ですから、天晴見事とやってくれました! と絶賛称賛ありがとさんと、ずっと拍手を送り続けていたような気持ちです。

 

ちなみに坂本花織選手(しメックス)が4位で、宮原知子選手(関大)は6位でしたが、日本のフィギュアスケートのレベルの高さを誇らしく思うのは、アタクシだけではないと思います。

 

それにいたしましても、女子フィギュアスケートというのは、なんと花形選手の登場するサイクルの早い競技でしょうか……

 

若いうちに一気に駆け上がってしまわなければならない競技ですが、たとえばかつて橋本聖子選手がスピードスケートから、自転車競技に転向して冬と夏、両方のオリンンピックで活躍するのもありまと思いますが、どうでしょう……

 

ただ、それをやってしまうと、

「いっぺん天辺取ったもんが、こっちに来るな!」

てな反発にもあうようです。

 

古典落語の上手いもんが、なんで創作落語や三題噺にも手ぇ出すんや!」

なんてことと……

 

え?

(一緒にするな!)

 

失礼いたしました。

 

そんな下らん話はさておき、

 

紀平梨花選手、初優勝おめでとうございます!

今年を振り返る標

12月は、1年を振り返る時期です。

 

先日発表された『新語・流行語大賞』をはじめ、『今年の漢字』も発表されます。

最後は、国内外の十大ニュースが発表され、傍らに鬼籍に入った著名人のお写真が並んで、よいお年をお迎えください、ということになるかと思います。

 

この1年を社会的に振り返るためには、言葉や漢字、あるいはニュースなどが話題に上がります。

個人的にも、今年はこんなことがあった、あんなことがあった、誰それが亡くなった、ということが、1年を顧みる標となりますが、

 

〈今年は、誰と(どんな人)と巡り会っただろう〉

 

と考えるのも面白いのではないかと思います。

 

たとえば、卒業した、就職した、転職した、人事異動があった、新しいことを始めた…… という見方だけではなく、そこでこんな人と巡り会った、こんな人がいることを知った、という切り口で振り返ると、ちょっと違った感覚で来年を迎えられるかもしれません。

 

アタクシなんぞも、今年は素敵な女性と巡り会ったけれど、やっぱり振られてしもた……。 来年もこんなこと繰り返すんか……

 

ボカ! ドス! ゴン!

三題噺・ゴーン〜地獄のお稽古会(虎の小穴)より〜

本日、伝楽亭で開催されました『地獄のお稽古会(虎の小穴)』に潜入を試みましたが、蝶松師、◯丸師、磨論師(飛び入り)が、蝶松師の先輩の下、それぞれ血は吐いてはいないし地獄でもない程度のお稽古会で、他にお客様もいらっしゃらなかったので、すぐにアタクシ、

「じゃ、三題噺。お題は……」

「ゴーン」

「インフルエンザ」

ハズキルーペ

 

ということで、10分ぐらいで考えました。

 

検察の取り調べで、予約した〈インフルエンザ〉の予防接種の時間に大幅に遅れてきたゴーンが、他の患者の迷惑を顧みないで病院の玄関に車を止めて入ってきたけれど、医者はもう予防接種はできないと言います。

ゴーンは契約書を見せて予防接種をするように言いますが、医者が細かい字が読みにくいので、〈ハズキルーペ〉がどこにあるのか看護師に問うと、医者の尻にあり、それをかけて契約書を見ると、

「退任後に10億円の報酬」

「違う違う、それやない」

予防接種の契約書を見せますが、それでも医者はできないとつっぱねます。

「なんで予防注射してくれへんねん。契約違反やないか」

と詰め寄りましたら、

「駐車(注射)違反や」

                                  デンデン

 

貴ノ岩関の引退会見から〜言い訳と非難〜

大相撲の貴ノ岩関が、弟弟子に暴力を振るったことについて責任をとって引退を表明しました。

 

付き人が忘れ物の言い訳をしたために暴力に及んだということですが、それまでにも言い訳が多かったのかもしれません。

言い訳をする人は、相撲に限らず、能力を伸ばすことができない人のように、アタクシ、個人的には思っております。

他者に対していい訳を繰り返す人は、おそらく自分自身にも言い訳を繰り返す人出、その言い訳によって、自分の能力を伸ばすチャンスを自ら手放しているように思います。

 

いつもなら、『それは、お前のことやないのんか?』 と言われてオチになる……

 

今日はもう一つ、著名などなたかが、引退を表明した貴ノ岩関を非難するようなコメントをすでに述べているようですが、明日以降、いわゆる情報番組に登場するコメンテーターと言われる人たちが、同様のコメントを口にするようにも思います。

そんな番組を見てしまったら、

「内容もよう知らんくせに、部外者がなにほざいてけつかんねん!」

と、テレビに向かって怒りを発してしまいそうです。

 

てなことを例によって例の友人に語りましたら、

「コメントするタレントと直接関係ないんやったら、キミも部外者やろ……」

 

テレビに映るか、そのテレビを見ているかに関わらず、人間というモノは、部外者であるにも関わらず、無責任に他者を責めたい生き物のなのかもしれません。

それは、もしかすると、言い訳よりもタチの悪いことのようにも思いますが、どんなもんでしゃろ……

フツー

結婚しない女性や子供のいない女性が、ややもすると肩身の狭い思いをするのは、結婚して子供を産むのがフツーという考え方が根底にあるからだと思われます。

 

男性でも、ずっと独り身でいるとか、定職についていないとか、てなオッサンは、やっぱりフツーではないと見られます。

 

先日、ある人が、ある作家について、

「あの作家のこんな行動って、フツーやったらありえませんよ」

なんてことをアタクシに向かっておっしゃいました。

その方に、

「フツーって、どういことですか?」

と尋ねましたら、

「私がフツーです」

とお答えになりましたが、その方は、実は冒頭に挙げたようなフツーでない人です。

 

自分がフツーでないことを棚に上げて、あるいは自分がフツーでないことを棚に上げていることに気づきもしないで、自らをフツーと称してフツーでない他者を非難する……

 

アタクシ、なんだか腹が立って例の友人にぶつけてみましたら、

「フツーでない自分を棚に上げてフツーでないひとを非難する人は、フツーだよ」

1+1=?

料理には足す料理と引く料理があるというお話は、以前、拙ブログでも触れたかと思います。

 

いわゆるバイリンガル、二カ国語以上を話すことができる場合、必ずしも利点ばかりがあるようではないようです。

 

野球のピッチャーは、ストレートからカーブ、フォーク、スライダーと、多くの球種を投げ分けることで打者を打ち取れるのが、一流の証であるという一面は否定しませんが、一方で、ストレートとフォークだけでメジャーリーグで活躍した選手もいます。

 

新製品を開発する際、どんな機能を足していくかという発想で取り組んでいると、日本国内でしか流通しない携帯電話が誕生するという例は、通称ガラケイ、ガラパゴス携帯というモノが象徴しているように思います。

 

「1+1=2ではなく、1+1=が、3にも5にもなるような……」

てな言葉を耳にすることはありますが、

「1+1が、マイナスになるケースもある」

なんてことをおっしゃる方はいらっしゃらないのではないかと思います。

 

「押してもだめなら引いてみよ」

てな言葉がありますから、これに倣って、

「足してもだめなら引いてみな」

なんてどないでっしゃろ……

 

え?

(オチになってない!)

失礼いたしました……