『2019年ユーキャン新語・流行語大賞』発表!

『2019年ユーキャン新語流行語大賞』の発表と表彰式が、本日、行われたそうです。

 

令和最初の年間大賞は、

〈ONE TEAM〉

で、受賞者はラグビー日本代表チーム。

 

日米野球で数々の記録を残したイチロー氏が、3月21日の引退会見で述べた、

〈後悔などあろうはずがありません〉

が選考委員特別賞。

 

〈免許返納〉

の受賞者は、免許を返納した全ての人だそうです。

 

その他、〈令和〉〈計画運休〉〈軽減税率〉などがトップ10に選ばれたそうで、〈闇営業〉も含めて熟語が五つ。

 

なんて日本的な選考なんだろうと思いながら、〈闇営業〉の受賞者名がわかりません……

 

詳細は、改めて報道されるかと思いますが、やっぱり明るい出来事に関係する言葉がたくさん選ばれると、

「今年はいい年だったんだな」

と思えて、いいように思います……

 

そう考えますと、来年も明るいイメージの新語や流行語がたくさん出てきたらええなあ、などと思います。

 

個人的には、

〈OK、ブーマー〉

なんてええかな、と思っていますが、もうすっかり忘れられているようですね……

かかしの穴埋め落語会3〜三題噺・大阪デモマラソン〜

昨日、伝楽亭で行われました『かかしの穴埋め落語会』に飛び入り参加しました。

いつものように三題噺で高座を務めましたが、いただいたお題が、

大阪マラソン〉〈大売り出し〉〈猫の膀胱炎〉

でした。

 

大阪マラソン〉に二人で出ることにしていた喜六と清八。

ところが、喜六が出ないと言い出して、清八がその理由を問うと、

「マラソン大会反対デモに参加する」

と言います。

清八が詳しく聞くと、香港をはじめとするデモで世界が動くことを力説します。

「イギリスのロックバンドが、飛行機で移動すると温室効果ガスが大量に排出されるから、世界ツアーを見合わせているのに、マラソン大会に飛行機で参加する選手がいるのはあかんやろうから、マラソン大会反対のデモをやるんや」

「洋服や鞄の〈大売り出し〉で消費が促進されると、温室効果ガスが排出されるから、これに反対するデモが起きてる」

「虐待されて〈猫の膀胱炎〉てなケースもあるから、動物虐待を止めさせるデモもやるんや」

てなことを述べて、

「香港のデモにも行く」

と言います。

清八が、

「なにで行くや」

「飛行機」

温室効果ガス排出反対で飛行機の使用を止めろと言うてる奴が、飛行機を使うてどないすんねや。それに、香港のデモ言うたら死人も出てる、危ないデモや。やっぱりマラソンの精神は必要やで」

「香港のデモに行くのに、マラソンの精神が必要って、どういうこっちゃ」

「フルマラソンの距離はなんぼや?」

「42.195キロ」

「それを語呂合わせで何て言うや」

「し(4)に(2)い(1)く(9)かくご(5)〈死に行く覚悟〉」

                                   デンデン

今日から「ながら運転」厳罰化!

スマートフォンなどを使用しながら車を走行させる「ながら運転」について違反点数と反則金を引き上げ、懲役刑も重くするなど厳罰化した改正道路交通法が今日から施行されます。

大型車から原付バイクまで厳罰化されていますが、自転車の規定がありません。

確か、道路交通法では自転車は車輛に分類されているはずで、実際に「ながら運転」をしているところを目にすることは少なくありませんし、危険を感じることもあります。

 

いずれ、自動運転自動車が普及すれば、「ながら運転」は減少するように思いますが、自動運転自転車が開発されているてな話は、寡聞にして耳にしたことはありません。

 

歩行者でも、「ながら歩行」が事故につながる、あるいは事故にならなくても他者にぶつかってトラブルにもなります。

 

歩行者にまで厳罰化すればいいとまでは申しませんが、不幸な事故を招かない為には、各自が意識するより他にないように思うのは、環境問題などにも通じるようにも思います。

 

いっそ、「ながら運転」に関しては、スマートフォンを全面的に禁止する、てなことを述べましたら、例によって例の友人が、

「キミは、スマートフォンが使えない人間だから、そんなことが言えるんだよね」

月と弾道ミサイル

今日、11月の最後に、一片の雲さえない、夕闇迫る空に鋭くかかった三日月を見ました。

 

《月も雲間のなきは嫌にて候》

とは、室町時代中期の茶人、村田珠光師の言葉です。

雲一つない状態では、月も嫌気がさすもの。

皓々と輝く満月よりも、雲間から見え隠れする月の方が美しい。

不完全なものに美しさを見出す日本人の精神を象徴する言葉として知られているかと思います。

 

同じ月を使った言葉でも、

「月夜の晩ばかりやないで……」

てな台詞を吐くのは、風雅の心お欠片もない輩と相場が決まっています。

 

「本物の弾道ミサイルが何か、遠からず、非常に近くで見ることになるだろう」

と抜かした国の人々には、もしかしたらそんな風雅な心というものはないのかもしれません。

月よりミサイルばかりを見ていらっしゃるようですから……

 

などと悠長なことをほざいてる場合やないやろ、という緊迫感が本当は欲しいところですが、いくらなんでも、じゃ、うちに来てゆっくり見ていってね、なんてことがあるはずはなく、かと言って本気で飛んでるミサイルを間近で見せてやろうという無茶なことはしないだろう、とたかをくくっていながら、それでも仮にぶっぱなされたとしても、きっと、セーラームーンが、月に代わってお仕置き……

 

ぼか! どす! ごん!

下村元文部科学大臣に異議あり!

大学入学共通テストの民間試験導入が延期されたことについて、自由民主党の下村元文部科学大臣hは、延期に対する理解を示す一方で、英語を『読む』『聞く』の2技能だけでは世界で活躍できる人材を育成するのは難しいということを述べて、

「『話す』『書く』を追加した4技能の向上こそが、今後の時代に対応できる人材育成だ」

と日本記者クラブの会見で強調されたそうです。

 

長期留学から帰国した学生が、

「君の考えは?」

と聞かれて往生したという話は、昔からあり、最近も似たようなことを帰国した学生が語っていました。

 

ということは、いまだに日本では自分の考えを述べることができていない、ということかと思います。

今の日本の学校教育で、自分の頭で考えてそれを論理的に他者に伝える教育はなされていません。

だから、書店に行くと、思考力とプレゼンテーション、コミュニケーションの方法を紹介する書籍が並んでいることに、この下村元大臣をはじめ、誰も気がついていないのでしょうか……

 

最初に入試を利用して英語の技能の向上を図ろうとするのではなく、まず、自分の頭で考えて自分の意見を構築できるような訓練を実践することを先にやらないと、将来、欧米人に対抗できる人材は育たないのではないかと思います。

 

自分の頭で考える訓練は、母語である日本語から始めなければなりません。

つまり国語の教育を第一に考えなければならないということですが、その国語において、正解を教える授業ではなく、多様な考えを求め、それらを認め、あるいは批判する授業ができるか、という点にこそ、英語の4技能を生かす鍵があるのではないかと思います。

そろそろ、書いていて恥ずかしくなってきました……

中曽根康弘元首相と山本昌平氏の御冥福をお祈りいたします。

本日、中曽根もと首相が101歳でお亡くなりになったと報じられました。

歴代5位の長期政権で、国鉄の民営化など、その功績も大きかったように思います。

 

中曽根康弘氏の他に、三木、田中 大平、福田といった大物政治家が居並んだ昭和という時代は、安倍晋三総理一強と言われる現代から見れば、ずいぶん面白い時代だったように思います。

 

同じく、昭和に悪役俳優として名を馳せた山本昌平さんが10月30日に81歳でお亡くなりになっていたと、昨日、報じられました。

山本昌平さんだけではありません。

志賀勝さんや八名信夫さん、成田三樹夫さん、丹古母鬼馬二さん等々、これぞ悪役といった役者さんがたっくさん揃っていたように思います。

昭和の時代劇には、こうした悪役の皆さんがいらっしゃたから、あれだけ隆盛を極めたのだろうとも思います。

今、時代劇がもう一つぱっとしないのは、これぞ悪役、といった俳優さんがいないせいではないかとも思いますが、どないなもんでございましょう……

 

中曽根康弘元首相と山本昌平さんの御冥福をお祈りいたします。

管理職の希望退職を募る味の素……

味の素が50歳以上の管理職の希望退職者を、100人ほど募ることが、NHKNEWSWEBに報じられていました。

事業が堅調なうちに、将来を見据えたリストラだそうですが、対象となる管理職は全体の五分の一に当たる800人だそうです。

五人に一人が50歳以上の管理職という組織が、果たして健全かどうかという検証をしていませんが、食品会社だけに、消費期限も意識してのことなのでしょうか……

 

ところで、1000人もの管理職の希望退職を募ることができるということは、いなくてもいい管理職がたくさんいる、と解釈することもできるかと思います。

 

「課長いる?」返ったこたえは「いりません!」

 

てなサラリーマン川柳があったようにも思います。

 

最初に就職した会社一筋、という考え方から、昔ほど転職を否定的に見る時代ではなくなったのが、現代ではないかとも思います。

 

ということで、要らなくなった管理職の代わりに、就職氷河期世代を積極的に募集するというアイデアはどないでしょうか……