『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題2〜《人殺しができると信じてしまうようなバーチャルリアリティ》^

昨日に続いて『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題(ジョン・ファーンドン氏 訳・小田島恒志氏 小田島則子氏 河出文庫)の問題からネタを頂戴しております。 正確な問題の文言は、 〈精神病者(しかも、殺人だけが唯一の…

『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせる」入試問題』1〜《あなたは自分が利口だと思いますか?》〜

ジョン・ファーンドン氏の『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせる」入試問題』(訳・小田島恒志氏 小田島則子氏 河出文庫)を買ってしまいました…… 日本の大学とはまったく発想の異なる入試問題がずらりと並んでいる書籍のサブタイトル、 …

『第3回隣乃玄関素人落語錬成会』〜飛び入りレポート〜

昨日、『第3回隣乃玄関素人落語錬成会』に飛び入りで三題噺を口演いたしました。 ちょいちょい飛び入りであちこち出ておりますが、たいていはアタクシ一人でございましたが、今回の『第3回隣乃玄関素人落語錬成会』には、アタクシの他に3名の飛び入りがご…

サワコの朝から〜白石加代子さん〜

今日の《サワコの朝》(MBS)のゲストは、女優の白石加代子さんでした。 昨年のNHKの朝の連続ドラマ『ひよっこ』で、主人公が住むアパートの不思議な大家さんを演じられていたことは、まだ記憶に新しいのではないかと思います。 その白石さんが、これも話…

右が先か左が先か四字熟語

四字熟語には、天地や東西、あるいは左右など、対になる文字を利用したものがあります。 天地の付く四字熟語は、 〈天地無用〉(荷物の上下を逆さまに扱っていけない) 〈天地混沌〉(天地がいまだ分離していない始源の状態) 〈天変地異〉(自然の災害や替…

もっと早く知っておけばよかった伊勢物語から学べること……

伊勢物語の、 《春日野の若紫の摺り衣しのぶの乱れ限り知られず》 てな和歌を、高校の国語の授業で学んだかどうかさえわからないのは、当時、まったく興味がなかった上に、こんな和歌の序詞やら縁語やら掛詞やら、あるいは意味など知らなくてもどうってこと…

筒井康隆先生の《細部》の技法〜米朝首脳会談編〜

筒井康隆先生の『創作の極意と掟』(講談社文庫)の項目の一つ、 《細部》 には、 《神は細部に宿る》 という、創作に関する格言とも言える言葉について記されています。 〈今ではたいてい手抜きすることへの戒めとして使われている言葉だと思うが〉 と述べ…

新幹線殺傷事件と袴田さんの再審取り消し決定

新幹線で殺傷事件を起こした人物について、いろいろな報道が出ているようです。 ごく簡単に、乱暴な言い方であることを承知の上で、もしかしたら非難されることも覚悟の上で申しますと、 〈社会とのつながり(他者との関係)がうまく構築できなかった〉 〈自…

筒井康隆先生の《諧謔》の技法〜西遊記編〜

筒井康隆先生の『創作の極意と掟』(講談社文庫)には、 《諧謔》 という項目もあります。 例として第一番に夏目漱石先生の『吾輩は猫である』を挙げられ、〝比喩による上品なユーモア〟があるのは、〝英文学の知識によるイギリス風ユーモア〟を 〈自家薬籠…

《そこまで言って委員会NP》〜教養あふれる対句表現〜

ほんとうに久しぶりに《そこまで言って委員会NP》(読売テレビ)を視聴いたしました。 桂ざこば師匠のお姿がいつもの席にあって、 「ああ、よかったなぁ……」 と思いながら、本日のテーマは、米朝会談を控えての、 〈米中露三すくみスペシャル〉 例によって、…

筒井康隆先生の《蘊蓄》の技法〜ゴルゴ13編〜

他の小説指南書では触れられていないけれど、筒井康隆先生の『創作の極意と掟』(講談社文庫)にございます項目の一つが、 《蘊蓄》 でございます。 〈蘊蓄というものは本来、文学作品にあっては表現の多様性に奉仕するものでなければならず、エンタメ系の作…

サワコの朝から〜大泉洋さんのお話から〜

今朝の《サワコの朝》(MBS)のゲストは、俳優の大泉洋さんでした。 お母様が車に乗っている時に、音楽ではなく落語のテープをかけていらっしゃって、 「それで子供の頃、落語にはまって……」 と話されたときに、 「子供に落語はわからないのでは……」 と佐…

〝二の〟用法

昨夜の『未解決の女』(ABCテレビ)最終回の最後に、 「汚名は挽回するものではなく、返上するもの。挽回するのは名誉」 てな台詞がありまして、そこで初めて、 《汚名返上》 《名誉回復》 これが正しくて、もしかしたら間違って使っていたことに気づいた方…

筒井康隆先生の《羅列》の技法〜文春&新潮編〜

筒井康隆先生の『捜索の極意と掟』(講談社文庫)は、小説を創るための作法や技法を記したこれまでの同種の書籍とは、一味も二味も違う、まさに筒井康隆先生の面目躍如といった創作指南書であります。 その中の項目の一つに、 《羅列》 があります。 言葉の…

ためしてガッテン!〜つながり〜

NHKの今夜の『ためしてガッテン!』は、 〈寝たきりにならないためにはつながりが大事だ〉 というお話でした。 仕事をしなくなるとたちまち人と接する機会がなくなってしまうという方は少なくないと思いますが、伝楽亭主催の城北迷人会には、九十歳を超えて…

《組織的》と《体質》

森友学園を巡る財務省の決済文書改竄について、財務大臣は、 「組織的ではない」 とおっしゃたそうです。 調査報告の中で、改竄を主導した前国税庁長官と中核的な役割を担った理財局総務課長が停職をじゃじめ、関係者20人ほどが処分されたと報じられていま…

《目線》の使い方

〈国民目線〉 〈子供目線〉 〈上から目線〉 《目線》 という言葉は、 《視点》 とどう違うのか、と戸惑いを感じられる方は、少なくないようです。 《目線》 は、 〈カメラ目線〉 のように、元は、映画や演劇の世界で視線を言う言葉、いわゆる業界用語だった…

かかし美里二人会打ち上げレポート〜名人譚〜

昨日、伝楽亭にて、毎年恒例の『かかし美里二人会』が開催されました。 お二人、それぞれ古典落語一席、自作落語一席ずつを披露され、旭区の広報から取材に来られた美人お二人も交えて盛況でございました。 打ち上げでは、先日の『盗人噺の会』に続いて6月…

サワコの朝から〜山田洋次監督の教え〜

今朝の《サワコの朝》(MBS)のゲストは、映画監督の山田洋次先生でした。 今では、『家族はつらいよシリーズ』を手がけていらっしゃいますが、若い頃は、ホームドラマなんて、と思っておられたそうです。 でも、あるとき、先輩から、 《脚本の根のところ…

リスニングの正答率を上げるために……

センター入試に替わる大学入学共通テストに向けた英語の試行調査の確定正答率が公表されました。 リスニングの正答率は、3・1%。 最低だったと報じられています。 以前に触れたかと思いますが、英語のリスニングの前に、日本語のリスニングを実践する必要…

私が何者かを知る方法

《私は何者か》 という問いに対しての、 《他者との関係性によって定まる》 という答は、実は和ともって尊しとする日本人ならではの思想に基づいている、という考え方もあるようです。 それは、自分が所属する社会の中で、他者がどういう地位にあってどうい…

復活!三方良しの《お主も悪よのぉ》

週刊『漫画ゴラク』(日本文芸社)に、〈お主も悪よのぉ〉(作・村田青氏 画・横川直史氏)が再開されました。 火事の跡地に遊郭を作るのに、近江商人の心得、 《三方良し》(売り手良し 買い手良し 世間良し) を掲げていますが、これを良しとしない人物が…

栃ノ心関の大関昇進をお祝い申し上げます!

大関昇進を全会一致で決めた日本相撲協会から昇進を伝えられた栃ノ心関が、 《親方の教えを守り、力士の手本となるように稽古に精進します》 と口上を述べたという報道がありました。 メデイアに並べられた過去の口上は、貴乃花関の、 「不撓不屈」 若乃花関…

名言の本質〜糸賀一雄先生の御言葉〜

いわゆる名言は、歴史に名が刻まれた人物、あるいは著名なスポーツ選手や政治家の言葉を中心に、人々にもてはやされているようです。 知的障害のある子供たちに生涯を捧げた糸賀一雄先生は、障害者福祉に携わる方にはよく知られていますが、一般の人にはあま…

ほろ酔い寄席から〜笑福亭生寿師に弟子ができたら……〜

昨夜、フジタホテル奈良にて、『ほろよい寄席』が開かれました。 いつもながら、主任を務められた旭堂南左衛門師の左甚五郎も笑福亭仁喬師の『二十四孝』も大変よろしゅうございました。 もう一人、ゲストでお越しいただきました笑福亭生寿師は、主催者の野…

『第2回自作落語の会』〜それがどないしたんやレポート〜

昨日、伝楽亭にて、『第2回自作落語の会』が開催されました。 チラシも作っていない、SNSなどでお知らせもしていないにも関わらず、12人ものお客様がお出でくださりまして、誠にありがたいことと演者一同喜んでおります。 ありがとうございました。 八景…

サワコの朝から〜堀越希美子さんのお話〜

今朝の《サワコの朝》(MBS)のゲストは、堀越希美子さんでした。 十二代市川團十郎さんの奥様で、十一代市川海老蔵さんのお母様でいらっしゃいます。 お見合いでご結婚された話から、梨園でご苦労されたお話、白血病になって五年前にお亡くなりになった團…

《無用》と《禁止》

《無用》 には、 〈いらないこと(役に立たないこと)〉 という意味と、 〈してはならない〉 つまり、〈禁止〉という意味があります。 たとえば、 〈天地無用〉 〈問答無用〉 〈他言無用〉 などは現代でも使われておりますが、 〈立ち入り無用〉 の代わりに…

アメフト悪質反則問題記者会見〜真実は乖離するのか〜

確か、日本大学が最初に関西学院大学に送った書面には、〝乖離〟という言葉が使われていたかと思います。 指示した監督とその指示を受け取った選手との間には〝乖離〟があった…… 昨夜の緊急会見では、この〝乖離〟が〝食い違い〟という言葉に変えられたよう…

現代社会が失った〝キンチョウ〟

現代に生きる日本人には、いくつか〝キンチョウ〟が欠けているように思います。 政権与党の議員さんたち、あるいは省庁のトップの方が不祥事を起こした時なんかに、 「もっと〝緊張〟感をもって……」 てなことを首相なんかがおっしゃいます。 無益な緊張を強…