頭から腐らぬ鯛の股くぐり

先週の審議で立憲民主党の辻元議員の質問に、意味のない質問だ、ヤジを飛ばしたとして謝罪を求められた安倍総理大臣が、衆議院予算審議の冒頭で、 「おわびし、閣僚席からの不規則発言を厳に慎むよう、身を処してまいる」 と謝罪したことが報じられています…

『悪の哲学』番外編2・現代の新しい〈悪友〉

『悪の哲学』を独自に押し進めるなら、〈悪友〉についてても触れなければなりません。 「交際していてためにならない友人」 という意味ですが、一般には、 「特に仲のよい友人や遊び仲間を親しみを込めて言い方」 なんて場合に使われているかと思います。 対…

『悪の哲学』番外・森鴎外先生

留五郎さんからメールをいただきました。 「柳田先生と色川先生の、背負って行かなければならない罪が哀しい哲学とするなら…… 鴎外が『高瀬舟』で言いたかったのは……」 筑摩書房の『悪の哲学』には掲載されていませんが、森鴎外先生の『高瀬舟』で病弱で自害…

『悪の哲学』柳田國男先生と色川武大先生

『悪の哲学』(筑摩書房)には、『遠野物語』などの著作のある、民俗学の柳田國男先生の短い文章が掲載されています。 山で炭を焼いている男が、子供二人に頼まれて斧で彼等の首を打ち落とした男が、死に事も出来ずに捕らえられ、獄につながれたけれど、特赦…

鯛は頭から腐る!

立憲民主党の辻元清美議員の質問に、安倍総理大臣が、答弁席から、 「意味のない質問だよ」 とヤジを飛ばしたがために、野党がボイコットして今日の委員会が開けなかった、てなニュースがあります。 それによりますと、辻本議員が、 「鯛は頭から腐る」 なん…

野村克也さんの御冥福をお祈りいたします。

野村克也さんがお亡くなりました。 夫人に先立たれると、亭主も後を追うように亡くなる、という話もありますが、やっぱり支えを失ったようにお感じになっていたのかもしれません。 しならく、追悼番組だとか出版だとか、各方面でいろいろ企画されますと、野…

『悪の哲学』坂口安吾先生「湯の町エレジー」

『堕落論』をはじめ、世の中の常識やら固定観念やらをことごとく、しかも実に気持よく覆してくださった坂口安吾先生の、悪に対する考え方です。 温泉旅館を荒し回っていた泥棒の捕縛から、 〈人間の胸の底にひそむ「無邪気なる悪」に対する憧憬」 が、 〈だ…

『悪の哲学』中野好夫先生「悪人礼讃」

筑摩書房の『悪の哲学』に載っている中野好夫先生の「悪人礼讃」は、悪人と偽善者を賛美し、自分が偽善者と呼ばれることに喜びを見出しているこことが記されていますが、どうも善意と純情を厭悪する心情の裏返しのように見えます。 善意と純情を看板に生きて…

三題噺・吉野の別れ

本日の三題噺の会でいただきましたお題は、 〈弁慶〉〈桜を見る会〉〈讃岐うどん〉 でした。 吉野山に逃れた義経は、〈弁慶〉を呼んで、満開の桜の下で〈桜を見る会〉を催す支度をするように命じます。 ここで静御前と別れて、自らは奥州へ向かい、静御前は…

『悪の哲学』宮沢賢治先生

昨日購入いたしました『悪の哲学』(筑摩書房)に、宮沢賢治先生の[毒もみの好きな所長さん]があります。 小学校の教科書に[やまなし]が掲載され、[銀河鉄道の夜]や[注文の多い料理店]など、よいこの童話の作り手として知られている宮沢賢治先生です…

某研究会の帰りに『悪の哲学』

本日、某研究会に参加しました。 ワークショップがあるというので、これを一番の楽しみに参りましたら、他のプログラムが長引いたためかと思いますが、何の断わりもなくワークショップは割愛されてしまいました。 じゃあ、ワークショップを割愛するほど他の…

「口だけでなく、ちゃんと物事が前に進んでいけるように強く求めていく」とおっしゃった枝野さん!

北朝鮮による拉致被害者の一人、有本恵子さんのお母様、嘉代子さんがお亡くなりになりました。 安倍さんに頼るしかない、という被害者の家族の思いも重々受け止めておられる安倍晋三首相に、立憲民主党の枝野代表は、 「口だけでなく、ちゃんと物事が前に進…

沢尻エリカ被告に裁判長が諭した言葉

麻薬取り締まり法違反の容疑で逮捕された沢尻エリカ被告に、懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の判決がくだされました。 裁判長は沢尻エリカ被告に、 「一人の社会人として、年齢相応に信頼されるように努力してほしい」 と告げ、沢尻エリカ被告はそれに小さく頷…

人のフンドシで相撲を取ろうとしているのかもしれない国民民主党

国民民主党の玉木代表は、次の衆議院議員選挙で、れいわ新撰組との協力を目指していらっしゃる、希望されている、目論んでおられる…… ようです。 先日、立憲民主党との国会内での合流が、立憲民主党が求めた期日までにできず、それでも交渉を続けたいとのた…

〈くず0点出入り禁止〉を貼り出した国対委員長って……

立憲民主党の国会内の部屋の扉に、新聞六社の四日の朝刊の政治面にコメントを書き込んだ紙面が、一時、貼り出されていたそうです。 自分たちの意図に沿う記事には、花丸をつけて、自民党の岸田政調会長の質問を取り上げた記事には、〈くず0点出入り禁止〉と…

恵方巻きが巻き込んだ〝効率を優先する無駄の排除〟と〝失われたもったいない精神〟

今日、2月3日は節分です。 コンビニエンスストアーの前で、赤鬼と青鬼が恵方巻きを販売しているところを目撃してしまいました。 「退治される鬼が売る恵方巻きなんて、恵方巻きやないのんとちゃうか?」 なんてことを思ってしまいました…… ここ数年、恵方…

仮装大賞とデュエット曲

昨夜、久しぶりに『仮装大賞』を見ました。 優勝したのは、見ていてアタクシも凄いと思いました、ピノキオチームでした。 長くやっている仮装大賞という番組に挑戦する人びとの人生も垣間見せながら、予選を勝ち抜いても、ちょっとしたアイデアだけでは入賞…

犬猫ことわざ慣用句

昨日、職場の、猫好きの女性と、〈犬猫ことわざ慣用句〉が話題になりました。 「犬も歩けば棒に当たる、とは言いますけれど、猫が歩いて棒に当たることはありません」 「ステッキを上げて犬を呼ぶ、てな言葉はありますが、猫にステッキを上げて呼んでも知ら…

小泉環境大臣の国会答弁……

国会の参議院予算審議会で、自由民主党の中西健治氏の、 「多くの企業が環境問題に取り組んでいるのに、揶揄するように『化石賞』が与えられた。二度と受けないようにメセージの出し方を変える考えはあるか」 という質問に、 「脱炭素社会に決して後ろ向きで…

逃亡を手助けした三人のアメリカ人は、ゴーンに雇われた逃がし屋か?

保釈中にレバノンに逃亡したカルロス・ゴーンとともに、逃亡を助けた三人のアメリカ人にも逮捕状が出たと報じられています。 当初、逃亡を手助けした人物は、よほどの信頼関係がある人物かと思っていましたが、三人のうち、一人はグリーンベレーの元隊員だと…

「頭がおかしいんじゃない?」という奴の心理

妻に不倫を問い詰められて、 「頭がおかしいんじゃない?」 と東出昌大氏が暴言を吐いたという報道があります。 どこからどこまでが事実か、また、それがあったとして、具体的にどういう状況でその言葉が発せられたか、その真偽は確かめなければなりませんが…

ナイツの[東出&徳勝龍]

ブログであれインタビューであれ、あるいは、ちょっとした会話や文章であっても、一見、関係のなさそうに見える二つの事柄を組み合わせるという技術を使うと、インパクトのある表現が生まれます。 その意味で、昨日の拙ブログの組み合わせは、今一つインパク…

徳勝龍関と植松被告の心理学

初場所、千秋楽に大関にも勝って初優勝した、幕尻の徳勝龍関に注目が集まっているのは、風呂場で優勝インタビューの練習をしていたなど、そのユニークなコメントも要因の一つになっているようでが、ベテランの、しかも最近は十両に落ちたり再入幕したりして…

尾畠春男さんの〈会わなきゃよかった人〉

2018年、山口県で行方不明になった二歳の男の子を救出して脚光を浴びてスーパーボランティアと呼ばれた尾畠春男さんの、その後についてがFNNPRIMEに報じられています。 その中で尾畠さんは、 「報道関係の方、雑誌関係の方、ラジオ局の方、いろんな方に…

令和最初の天覧相撲に荒ぶる相撲の神が降臨か!

一般に、大相撲で言われるているのは、荒れる春場所だったかと思いますが、令和になって、荒れる初場所、と変わるのでしょうか…… なんだかんだと言っても、大関の貴景勝関が優勝して丸く千秋楽を迎えるか思いきや、今日、その可能性がなくなって、今日の段階…

地球滅亡まであと1分40秒!

アメリカの科学雑誌『ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンス』(原子力科学者会報)が、昨日、核戦争などによる地球滅亡までの危機が、どれくらい差し迫っているかを示す「終末時計」が、昨年より20秒進み、1分40秒になったと発表したという報…

ニッポンの国会議員は、いったいいつまで国会でのヤジを許すのか!

22日の国会本会議で、国民民主党の玉木代表が選択的夫婦別姓の導入を求める質問を行った際、自由民主党からと見られる、 「だったら結婚しなくていい」 との不適切なヤジがあったとして、野党側は発言した議員を確認するように求めた、てな報道があります…

発表! 厚生労働省のハラスメント撲滅キャッチフレーズ!

外務省がゴルゴ13を起用したときにも、やってくれるやないか…… なんて思いましたが、今日、厚生労働省が、ハラスメントに関するキャッチフレーズを発表したという報道がありました。 いつの間にかやってくれていたのか、公募で集まった2365通から、パ…

萩生田文部科学大臣が聖マリアンナ医科大学に求める説明とは……

聖マリアンナ医科大学の不正入試について、萩生田文部科学大臣は、丁寧な説明を求めるコメントを出したそうです。 第三者委員会が不正を認定しているにも関わらず、大学は不正を否定しているそうで、第三者委員会の認定を覆す説明が必要であると、大臣がおっ…

大寒や 病院帰りに ちょっと一杯

本日、怪我をした薬指の治療のために行きつけております病院に参りますと、ちょうどかかし師もお出でになっていて、病院から二人して新しくできた近所の居酒屋によってしまました。 大寒や 病院帰りに ちょっと一杯 まあ、いろいろ話をいたしました中で、 「…