相撲甚句を御存知ですか？
相撲の世界で歌われる定型詩で、
「は〜どすこいどすこい」
と手拍子を打ちながら間の手が入ります。
何となく古くさいものかと思っていましたが、昨日、耳にした相撲甚句は、激しい稽古にくじけそうになる弟子を励ます内容でした。
『もう、クヨクヨしない 心が折れない生き方』
です。
読んでみると、
『心の折れない人は、挫折を経験した人』
ではないかと思いました。
物真似のコロッケさんは、お母様から贈られた、
「あおいくま（あせるな・おこるな・いばるな・くさるな・まけるな）」
を座右の銘にされています。
自分を支えてくれる人の存在が生きる源になっていることは、改めて言うまでもありません。
そうした様々な存在に気づいて、
「次は、自分が誰かを支える何かを発信する……」
と、考えることも、自分の支えになるのではないかと思います。
でも、そんなふうに自分の心を無理に奮い立たせようとすると、
「前向きに考えなければ……」
つまり、
「〜しなければならない」
というストレスになってしまうかもしれません。
そんなときには、手拍子を打ちながら、
「は〜どすこいどすこい……」
上司にプレッシャーをかけられたら、手拍子を打ちながら、
「は〜どすこいどすこい」
何かしくじったら、手拍子を打ちながら、
「は〜どすこいどすこい」
誰かに非難されたら、手拍子を打ちながら、
「は〜どすこいどすこい」
居酒屋に入って、手拍子を打ちながら、
「取りあえずビール！」
と注文するように、手拍子を打ちながら、
「それでは皆さん取りあえず……」
「は〜どすこいどすこい！」
