未来はどっち?

宇宙戦艦ヤマト》と《スタートレック》と《ドラえもん》では、どれが最も遠い未来を想像しているのでしょうか。

 

ロボットを比較すると、《宇宙戦艦ヤマト》に登場するのは、いかにもロボットらしいロボット、アナライザーです。

スタートレック》に登場するデータ少佐は、人間の感情を解し得ないところはありますが、他の乗組員と変わりません。

ドラえもん》に登場するロボットは……人語を操る猫型ロボット、主人公のドラえもんです。ロボットであるにも関わらず、ドラえもんがどら焼きを食するところから考えますと、ドラえもんが生まれた未来では、データ少佐を超えたロボット、たとえば《鉄腕アトム》のようなロボットが活躍しているのかもしれません。

 

宇宙を旅する《宇宙戦艦ヤマト》と《スタートレック》で使用されている航法は、ワープ航法です。

ただ、《宇宙戦艦ヤマト》のワープは、搭乗員に負担をかけているばかりか、失敗の危険性をはらみながら、ヒロインの裸体が、一瞬、テレビ画面に映ります。

でも、《スタートレック》では、割と簡単にワープしています。もちろん、みんな服を着たままです。

ドラえもん》には、ワープのワの字も出てきません。

しかし、《ドラえもん》には、無敵のどこでもドアがあります。ただし、地球上だけで使用されていますから、宇宙空間を移動することができるか否かは不明です。

これに対して《スタートレック》では、瞬間移動装置が、宇宙空間を超えて使われています。

けれども、《宇宙戦艦ヤマト》には、《スタートレック》にも《ドラえもん》にも出てこない、波動砲という超破壊兵器が搭載されています。

とはいえ、《ドラえもん》で使われているようなタイムマシンは《宇宙戦艦ヤマト》にも《スタートレック》にも出てきません。

また、《スタートレック》にも《宇宙戦艦ヤマト》にも、タケコプターが出てこないことは言うまでもありません。

多種多様な異星人は、圧倒的に《スタートレック》に多く登場していますが、《宇宙戦艦ヤマト》に登場する異星人は、ガミラスおよび、彼らに支配された異星人です。さらに、《宇宙戦艦ヤマト》に登場する女性は、地球人であっても異星人であっても、どういう訳か、みんなよく似ています。

ドラえもん》には、特に異星人は出てきませんが、恐竜がのび太を追いかけるコマーシャルは見かけます。

 

ということで、この三つの中のどれかが最も遠い未来を表しているのかどうかは、よくわかりませんが、それぞれ違う世界を描いていることだけは確かなようです。

 

宇宙戦艦ヤマト》《スタートレック》《ドラえもん》。

さて、私たちの未来は、どれにつながっているのでしょうか。

もし、そのいずれにもつんがっていないとしたら、《機動戦士ガンダム》のように、他の惑星に移り住んだ人類と地球に残った人類、つまり人間同士がやっぱり戦っている未来を選んでいるかもしれません。

でななかったとしたら、《新造人間キャシャーン》のように人間はロボットに支配されているかもしれません。

 

ええと、あとは《サイボーグ009》と《科学忍者隊ガッチャマン》と《エヴァンゲリオン》と……