厳しい世界 優しい職場

毒舌は受けます。

職場での陰口、悪口が、共感を呼ぶ場合もあります。

 

でも、毒舌を売りに長く芸能界で活躍している人は、おそらく、綾小路きみまろさんぐらいではないかと思います。

日本全国で年に100回以上催される、綾小路きみまろさんの講演会(毒舌会?)では、毎回、チケットは売り切れるそうです。

昨日の《サワコの朝》では、綾小路きみまろさんは、顔が売れる前は、喫茶店で中高年の会話を盗み聞き、有名になってからは、書籍から拾ったネタを練って舞台にかけるということをおっしゃっていました。

長く人気を保っていられるのは、綾小路きみまろさんの優しさと、たゆまない精進の結果生み出された話術、技量があればこそだと言えます。

 

これは、別に聞いた話ですが、昔、一世を風靡したお笑い芸人が人気絶頂だったころ、20分で依頼された余興で、笑いを取ることもできず、わずか10分足らずでマネージャーとともに立ち去ったことがあったそうです。

その芸人の名前を聞いて、そういえば、そんな芸人がいたな、と思いながら、綾小路きみまろさんのお話と重ね合わせて、前々回のブログで取り上げました自己保身に走る人のことを思い出しました。

 

技量と精進と優しさを失えばたちまち居場所がなくなる厳しい世界ではなく、そんな人でも許容して生きられる職場って、いいなあ〜

と、思った私は……