俳優の柴田恭平さんの独特の口調は、滑舌を意識した話し方ではないかと、つい最近、思うようになりました。
役者の基本は、発声と滑舌ですから、この二つのトレーニングは必須です。
ところが、同じく人前で話す仕事である、学校の先生は、発声練習も滑舌のトレーニングもしないまま、教壇に立っています。教職課程で教えられているという話も聞きません。
テレビを見ていて、アナウンサーの声が聞き取りやすく、インタビューに答える一般の人の声が聞き取りにくいのは、まさに発声と滑舌のトレーニングを積んできたかどうか、あるいはそれ以前に、それらを意識をしているかどうかに原因があるように思います。
ということは、この二つについて柴田恭平さんを思いながら少し意識するだけで、こちらの言わんとすることが相手にうまく伝わるのではないかと思えてきました。ましてや、短時間でも、発声練習と滑舌のトレーニングをすれば、たちまちコミュニケーション能力の向上が図れるのではないかとも思います。
いやいや、いっそ、柴田恭平さんの話し方を真似すれば、たちまち女性にもてるようになるでしょう。
一応、声と顔と体と性格がハンディキャップになっている点は考えないことにするということを前提にしてのことですが……