『昼のお星はめにみえぬ 見えぬけれどあるんだよ」
金子みすゞさんの詩《星とたんぽぽ》のような想像力は、毎日を、ただ生きていくためには必要ないと思います。
でも、金子みすゞさんの詩に感動し、啓発される人が多いということは、ただ生きるだけの毎日にしたくないという方がたくさんいらっしゃるということでしょう。
『サザエさんは魚をくわえた猫を追いかけた。』
という、読点の欠如した文から、魚を口にくわえるサザエさんを想像してしまうような発想も、毎日を、ただ生きていくためには必要ないと思います。
でも、ほんの少し笑ってしまいます。
これは、ただ毎日を生きていくだけの人々に、少しだけ笑いがあったほうがいいということかもしれません。
そんなことって、他にもたくさんありそうな気がします。