『551の豚まん』が、
「〈ある〉とき〜」
「〈ない〉とき〜」
というCMは関西限定ですが、ミステリードラマでは、〈ある〉べきものが〈ない〉ことに気づいた主人公が事件を解決に導くケースがよくあります。
現実でも、〈ある〉はずのモノが〈ない〉ことに気づいて衝撃を受ける場合がありますが、自分に〈ない〉モノをわざわざ探してしまう方もいらっしゃるようです。
探し出して、それが〈ある〉人を羨む人と、自分に〈ない〉ことを隠そうとする、あるいは〈ない〉モノを〈ある〉ように見せかけたり何かで補おうとしたりする人に大別できるようです。
先日、私のブログについて、読者とお話しする機会がありました。
「ときどき、韻を踏む語呂合わせをブログで書かれていますよね」
「ええ、最近では、〈ある!〉を書きました」
「そのパターンが使われるときって、ブログのネタが〈ない〉ときなんでしょ」
彼女は、ミステリードラマの主人公になれる人です。