新撰組池田屋事変

今夜の大河ドラマのメインイベントは、《池田屋事変》です。

三条小橋池田屋新撰組が踏み込んで、密かに結集した勤王の志士を捕縛、あるいは惨殺したという歴史的事件です。

これによって、維新が一年遅れたとか、いや一年早まったとか、歴史学者の間では言われているようですが、吉田松陰の門下生にスポットライトを当てたドラマでは、新撰組は悪役として描かれることでしょう。

 

歴史上の人物、徳川家康にしろ豊臣秀吉にしろ、あるいは織田信長にしろ、誰に焦点を当てるかによって、彼らは苦悩するヒーローにもなれば、極悪非道の悪党にもなります。

戦国時代のその三人の他に、視点によって人々の評価が変わるという人間の真理を顕著に表しているのは、多分、新撰組ぐらいではないかと思います。

 

すみません。

歴史からそうしたことを学びながら……いえ、ドラマから教えられながら、それを自分の人生に活かせていないのにもかかわらず、ついそんなことを熱く語ってしまいました……