20年後の非正規課長

37.4%。

厚生労働省の資料によると、非正規社員の割合は、20年前の倍以上に増加しているようです。

この調子で増えると、20年後には倍の75%、4人に3人が非正規社員になります。

こうなると、正社員の方が少数派で、非正規社員と立場が逆転するのではないかと思います。

たとえば、大部分の仕事をこなす非正規社員の意見を無視すると、たちまちストライキ労働争議に発展しますから、フルタイムで働く正社員より給与が高くなるばかりか、ボーナスでも正社員よりたくさん支給されるようになるのではないかと思います。

「ああ、就職試験で非正規社員になれなかったからな〜」

と嘆く正社員が現れたり、

「生活が苦しいから、早く非正規社員になって、あなた〜」

と、子供を抱えて訴える妻に、

「言うのは簡単だけど、課長から『オレでもまだ非正規課長にしてもらってないんだぞ』って言われているんだ……」

 

そうなるまで、まだ20年もかかりますから、それまで待っていたら、私は非正規課長にもなれず、死んでいるかもしれません。

誤解のないように申し上げておきますが、現在の私は課長ではなく、ただの非正規……いえ、フリーランサーです!