酒宴は馴染みのない者とともにせよ!

今日、4月から職場を同じくする人たちに一杯飲みに誘われました。

「私、お酒は飲めませんが、それどもよろしいでしょうか」

「え、飲めないんですか」

「ええ、特技は、お酒を飲まないのに酒飲みの相手が出来るだけことです」

「へえ……」

「まあ、普段から酔っぱらっているのと同じようなものですから」

「じゃあ、お酒を飲んだらもっと面白くなりますね」

「いえ、逆に面白くなくなります」

私をあまりご存じない皆さんは、これでかなり笑ってくださいます。

 

ところが、先日、付き合いの長い人たちと、いつものように私だけお酒を飲まずに酒宴に参加して、いつものようにバカバカしい話をしておりましたら、

「ひょっとして、腕が落ちたのではないのか?」

「そうだ、面白くなくなったぞ」

「最近、精進を怠ってるんじゃないのか?」

「金返せ!」

と、からまれましたので、

「いや、金返せって、それは落語の『七度狐』に出てくる生き返ったばあさんの台詞で……」

と返しますと、

「誰にもわからんぞ!」

さすがの私もたじろぎまして、

「ええと、何の話でしたっけ?」

と、とぼけてみせますと、

「酒も飲まずに、今、何をしていたのかさえ忘れられるのか!」

「ええ、酒を飲んだら我を忘れてしまいます」

シーン……

「あの……落語の『宿替え』のオチで……」

 

酒席は、なるべく馴染みのない方とご一緒したいな〜、と改めて思いながら、本日のブログの更新がこんな時間になってしまいました。(毎日ブログ更新記録セーフ!)