墓参行列

同人誌は、限られた愛好家によるごく狭い市場でしたが、1975年から始まったコミックマーケットが、今年も昨日から開催されています。

売り上げが増加する、会場近くのローソンをマスコミが取り上げるほどです。

 

不況の出版業界にあって、映画化されるのは漫画です。

アニメーションとしても実写としても制作されています。

日本の文化として、世界に発信され漫画やアニメーションのファンが、蔑視される時代はもはや昔となりました。

 

明治時代、西洋から輸入された小説に取り組み始めた先人達に、世の人たちは今ほど敬意を払ってはいませんでした。

 

行列のできる飲食店も、最初からたくさんの人が並んだわけではありません。

 

人生で面白いのは、行列の最後尾に並ぶことではなく、その行列を作り出すところにあるかと思います。

世の中で白い目で見られているものに、逆風をものともせず味方する。

あるいは、誰もまだ注目していないものに最初に目をつける。

 

とはいえ、行列を作り出せないまま、人生を終えてしまうことのほうが多いかもしれません。

 

もちろん、行列ができるか否かに関わらず、それを楽しむのが人生の醍醐味です。

 

てなことを書きながら、行列のできるブログを夢見ているアタシは、このまま人生を終えてしまうのでしょうか……

 (今日も墓参に行くんじゃなかったのか!)

 

そういえば、お盆に墓参、というのも、行列のできた例と言えますよね……

(やっぱり罰当たり!)