クイズ・クリック・誤字脱字

クイズ番組の繁栄は、関連づける思考力の低下を象徴しているのではないか……

 

昨日、知り合いのお医者さんとお話しておりましたところ、文章の添削法について、誤字脱字のチェックに終始する先生から、文のねじれ、構成に至る点まで添削される先生もいらっしゃるということが話題になりました。

 

誤字脱字に終始する先生が少なくないのは仕方ありません。

文章の添削法を学んだ先生は皆無ですから。

でも、そこから、他との関連を考えない、一つの枠組みだけに注目して解決を図ろうとする世の中の風潮が見えるのではないかという話になりまして、その別の事象として、クイズ番組の繁栄が挙げられるのではないかという展開になり、これは、コンピューターのアイコンをクリックすれば、解答が得られるという発想と同じではないかと、発展していきました。

 

某教科書出版会社が実施した若手の国語の先生へのアンケートによりますと、高校生の国語力に関する課題として、思考力、課題探求力、問題解決力が、語彙力や漢字力を押さえて、一番に挙げられていました。

 

パソコンの活用を授業に取り入れる前に、いえ、少なくともそれと並行して、思考力の涵養が必要なのではないかと思います。

 

さて、皆さん、オチを楽しみにされておられるかと思いますが、まことに申し訳ありません。

朝、起きてからここまで書いて、オチをどうしようかと、かれこれ3時間以上、思い悩んでおりますが、結局出てきません。

 

思考力の不足したオチのないブログは、クリック一つで忘れ去られてしまうのでしょうか……