宮崎駿さんと笑福亭鶴瓶さんの共通点

昨夜、テレビでスタジオジブリの『ハウルの動く城』が放送されていました。

他のジブリ作品同様、その発想には、ただただ脱帽するばかりでございました。

 

その、スタジオジブリ宮崎駿さんは、制作の方針として、

「予定調和を壊す」

ということを述べておられました。

 

今朝のMBSの『サワコの朝』のゲスト、笑福亭鶴瓶さんも、

「予定調和を壊すところ」

に、楽しさ、面白さがある、といったことをおっしゃっていました。

彼が出演する番組の面白さは、まさにそこにあります。

 

〈三題噺〉も〈大喜利〉も、事前に作られたシナリオ、調和のとれた予定のないところが、面白く、楽しいところではないかと思いますが、逆に、それが失敗につながるかもしれないという恐れが、プロの噺家さんにも、二の足を踏ませる要因になっているかと思います。

 

でも、宮崎駿さんや笑福亭鶴瓶さんだけではないと思います。

《予定調和を壊す》

ことで、新しい価値を生み出している人は……

 

ただ、その話を例の友人にいたしますと、

「キミの場合、問題は、新しい価値を生み出した人たちが予定調和を壊したからといって、予定調和を壊した人が、みんな新しい価値を生み出したわけではないことを、認識していないところにある」

 

見事に、予定された返事が返ってまいりました。