某喫茶店の自我爺さん

某高額所得者御用達の喫茶店でコーヒーを提供されている方と、お話しする機会がありました。

それによりますと、そこを訪れる高額所得マダムの多くは、家庭内のナンジャカジャですとか、旅行とか趣味とか、楽しい今を話題にされているようですが、これが男性になりますと、これまで自分がどれほどの実績を挙げてきたのか、といった過去の栄光を語る、いわゆる自慢話が多いそうです。

 

「アタシだけではなかった……」

と喜んでいる場合ではありませんが、何かにかこつけて、人前で自慢話をしてしまうというお方は、結婚披露宴の祝辞に登場する主賓に限らないようです。

そうした自画自賛が、顰蹙を買う行為だとわかっていても、ついついやってしまうのが、自我爺さんの特徴です。

 

「オレはそんな自我爺さんではない……」

と、今、心の中で思ったアナタ!

ちょいと、周囲の人に聞いてみると、面白いかもしれません。

 

さて、この〈自我爺さん〉という言葉を、かつての人気時代劇水戸黄門でよく使われていて話題になった、〈田舎じじい〉という言葉以上に流行らせて、今年の『流行語大賞』を獲得したいと密かに目論んでいますが……

(え? 今年はもうムリ?)