日本の科学者のノーベル賞受賞が、連日、報じられています。
嬉しいニュースに、次に発表される化学賞や文学賞への期待も膨らませながら、少し寒くなった朝を温かな気持で迎えられた方もいらっしゃるのでないかと思います。
毎年、ノーベル賞が発表されるたびに、
『果てしなく見える、長く続く一本道を、ただ歩み続けることの成果』
を思い知らされるますが、壁にぶつかるごとに、自分には才能がないのかと思い倦ねては、あっちへ方向転換し、こっちへ寄り道して、気がつくと迷走台風のように周囲を混乱させたまま、やがて勢力も衰えてしまっているという人生を送ってしまっています。
特に、その偉業を達成されたのが、同年輩の方だということを知ると、
「ああ、私は何をしているんだ……」
と、深く、長い嘆息さえ洩れ出てしまいます。
「いやいや、チャンスはまだこれから訪れる!」
でも、しばらくすると、そんなことも忘れて宝くじ売り場の前に立っているところが、すでにそういった人たちと自分とは明らかに人種が違うという証しにもなっているんでしょうねぇ……
ただ、宝くじでも、長く買い続けていることによって、とってもいいことがあるかもしれません。
なんて邪念があるから、やっぱり何事も大成できないんでしょうねぇ……