「幸運は強い意志を好む」
ノーベル賞を受賞された大村智さんの言葉です。
一つのことを長く続けるには、途中であきらめない強い意志が必要だということです。
その強い意志が、幸運を呼ぶのだと言われると、何もしないで単純にラッキーを求める心根が恥ずかしくなります。
今日も、9月に買った宝くじが外れてがっかりする一方で、次こそは宝くじを当てて、あれをしてこれを買ってと、心地よい夢想に浸っておりました……
でも、取り立てて何かを長く続けるまでもなく、好きなことをずっとやっているだけで、案外、幸運に恵まれているのかもしれません。
ただ、それに気づかぬまま、どこか他に幸運がありはしまいかと思っている人は、少なくないのではないかとも思います。
日本人のノーベル賞受賞を喜んで、伝楽亭の留五郎さんは、祝杯を挙げているそうです。
誰かの慶びごとにお祝いの気持を表すということを続けることも、実は、幸運が好むことではなかろうかと、留五郎さんからメールをいただいて、ふと、思いました。