秋深し かかしは稽古をしてるかも……

秋も深まって来ました。

ここ数日、朝晩の気温が下がったせいか、体調を壊してしまったいう人の話を耳にします。

「しばらく、お見かけしませんでしたが、どうかなさいましたか?」

「いやあ、昨日今日と、急に気温が下がりましたでしょ。

「ああ、そうですね。急に冷えましたね」

「それで珍しく寝込んでしまいましてね……」

「ひょっとして、おへそ、出したまま寝てはったんとちゃいまっか」

「あんたと一緒にしなはんな」

「ハハハ…… それで、もう、お加減はよくなられたんですか」

「ええ、あんさんのおかげで……」

「え? アタシのおかげ?」

「病気でで寝込んでちゃ、18日の三題噺の会に行けませんでしょ」

 

今週の日曜に迫っているなんて、アタクシ、まったく気づいておりませんでした……

とにかく、着物と扇子と手ぬぐいを探さないと……

いや、それよりお稽古お稽古……

ええと、お題は……

「そうそう、病み上がりのところ、誠に申し訳ありませんが、ちょいとお稽古をしたいんで、何か、その、三題噺のお題をいただけましたら、ありがたいんですが……」

「ああ、それなら、『月極』『磔』『コピペ』なんて、どないでっか」

 

どっかで聞いたことがあるような……

                                  デンデン