独創が生まれるとき

MBSの『サワコの朝』の本日のゲストは、ものまねのコロッケさんでした。

挫折のたびに新たな手法を開発するというところが、コロッケさんの人気を長く支える進化の秘訣のようです。

デフォルメした形態模写から始まって一度挫折を味わい、それに声を出すように工夫を加えてものまね四天王と称されるようになりましたが、そこでまた挫折。テレビに出なかった2年間でロボットの動きを取り入れるという、誰も考えつかなかった発想で独自の境地を開き、さらに今も次の工夫を考えられておられるようです。

挫折を一つの変化、進化のチャンスととらえるところに、コロッケさんの独創性が生まれているということです。

 

続けて、幕末を舞台としたNHKの『あさが来た』も見ました。

「変わらなければ生きていけない」

という台詞を聴いて、これも同じことだと思いました。

 

『挫折や時代の変化を、変わるための一つのチャンスととらえること』

それが、独創を生むきっかけになるというわけです。

 

挫折にくじけず最後までやり抜くとか、挫折を乗り越えて成功するとかいうことは、これまでも耳にしていましたが、なんとなく、

「それはそうなんだけど〜」

てな、斜に構えた見方をしていました。

でも、挫折を独創に転じる一つのチャンスだと考えると、なんだか面白くなってきます。

 

早速、例の友人にこれを話しましたところ、

「キミの場合、独創なんか生まれない。挫折した段階で、すべて止めてしまうんだから……」