理想のうどん妻

香川県が作製した〈うどんかるた〉の、

『強いコシ 色白太め まるで妻』

に、

「よいイメージで受け取らない人もいるのでは……」

という指摘が電話であったために、かるたの販売を延期したそうです。

 

ちょっとした指摘ですぐになかったことにしてしまう、あるいは過剰な反応をする世間の風潮はいかがなものかと、以前から思っています。

そこで、

「ほな、これ、どない変えたらええと思いまっか?」

と、相手に提案してもらうのもありかと思います。

指摘されたときの状況はよくわかりませんが、もし、

「かるたをなくせ!」

という悪意に満ちたクレームでなかったとしたら、

「よりよいものを一緒に作りませんか?」

という姿勢を見せてもよかったのではないかと思います。

 

たぶん、

『まるで妻』

が、よくないイメージを生み出しているのではないかと思いますので、そこを、

『理想妻』

てな具合に変えると、

『強いコシ 色白太め 理想妻』

 

「ほたら何か、小麦色の肌で、スレンダーなうちの嫁はんは、うどん県では理想やないっちゅうんか!」

というクレームがあるかも……