最後の『鬼平犯科帳』

現代の時代劇ドラマの最高峰といえば、『鬼平犯科帳』しかありません。

昨夜の『鬼平犯科帳スペシャル』(カンテレ)では、蟹江敬三さんが亡くなり小房の粂八こそ登場しませんでしたが、いつものエンディングテーマが胸に沁み入るところは変わりませんでした。

 

その『鬼平犯科帳シリーズ』も、昨夜の『鬼平犯科帳スペシャル』で終了するようです。

お亡くなりになった原作者、池波正太郎さんから、原作にないものはやらないでほしいという趣旨の要望があり、それに従えば、これ以上のシリーズ継続は無理だという判断がされたからだそうです。

 

仮面ライダーシリーズ』は、原作者の石ノ森章太郎さんからそうした要望は出ていなかったからでしょうか、やりたい放題のドラマ作りがなされています。

仮面ライダーが自動車に乗って登場した段階で、仮面ライダーと名乗る資格は消滅していますし、一度死んだ身体で普通に戦っているなんて、ドラゴンボールじゃないのか〜って、思ってしまうのは、頭の固い昔気質の仮面ライダーファンだからでしょうか……

 

ジャニーズ化している『必殺仕事人』よりも、京都テレビで再放送している『必殺仕事人』に見入るアタシは、やはり自分が古い人間なんだということでしょうか、それとも時代劇のクオリティーに問題があるということでしょうか……

念のために申し上げておりますが、決してジャニーズ所属のタレントに問題があるということではなく、ジャニーズ所属のタレントを起用することによって、若者に迎合する安直な番組作りがされているのではないかという点も含めてなんですが……

と書いておかないと、ジャニーズファンから袋叩きにあうかもしれませんので……