他人と違う生き方2

他人との比較によって満たされない日々を送っている方が、『他人と違う生き方』を求めておられるのではないかと思います。

でも、もし、他人との比較によって満たされた毎日を送ることができていたとしたら、どうでしょう。

そもそも『他人と違う生き方』を求めること自体、すでに他人との比較を前提とした生き方になっているのではないか……

そう考えると、『他人と違う生き方』を標榜した時点で、実は『他人と違う生き方』などできなくなるのではないかと思います。

 

では、実際に『他人と違う生き方』をしている人はどういう人かと言うと、『他人と違う生き方』など、まるで意識せずに毎日を送っている人で、仮にどこかの正社員として日々の仕事をこなし、余暇には健全な趣味を楽しみ、家族も持って家も買って老後も安心…… であっても、本人が他人と同じとか違うとかなんてことを意識することがなかったら、それはもう『他人と違う生き方』になるのではないかと思います。

 

結局、自分が『他人と違う生き方』ができるかどうかということは、たとえば、

「あんさん、普通のお方やおまへんな〜」

と言われたときに、

「やった! 人と違う生き方ができているんだ!」

と喜ぶか、

「え? そうなの」

と疑問に思うかによって判断できるのではないかと思います。

 

まあ、よく言えば、天然系というところでしょうが、アタシの経験で申し上げますと、その場の空気が読めないとか、他の人がこなしている仕事ができないとか……

 

やっぱり出版しても売れませ〜ん!