健康のために、時間をかけてよく噛んで食事をしましょうと、子供たちには呼びかけられていますが、社会人になると、お昼休みもそこそこに早く食事を摂ることのほうがよしとされます。
そのせいか、同伴者より時間をかけて食べる人には、やや冷たい視線が向けられる傾向が、現代社会にはあるようです。
でも、ゆっくりと食事をする人を見ておりますと、ただダラダラグズグズ食べている訳ではなく、丁寧に食事をされているようです。
さすがにお皿を嘗め尽くすようなまねはあまりにお行儀悪く、そこまで徹底する人はいらっしゃらないようですが、出されたものを、たとえばお米の一粒さえ残さないように食べておられる方はいらっしゃいます。
そうした時間というのは、実は食事に集中している時間ではないかと思います。
仕事でも何でも集中せよと言う割には、食事に対する集中は蔑ろにされているのではないかと思います。
カロリーがどうだとかバランスがいいとか悪いとか、そういったところに注目が集まっている現代社会にあって、せめて食事中ぐらい、食事の時間について思いを巡らしてもよいのではないかと思います。
てなことを、今、ご飯を食べながらブログに書いてちゃいけないんですよね……