添削《魔法の言葉》

添削で真っ赤にした原稿用紙をそのまま返すより、直接ポイントを押さえた説明を試みる方が、添削指導の効果は上がります。

その際、一言、

「字数稼ぎをしていない?」

と言うと、たいていの生徒は、

「わかる?」

と返してきます。

自分の字数稼ぎを見破った先生……

これだけで威厳のある先生に昇格します。

字数稼ぎがされているところは、まず、後半で一文が長くなっているところです。

しかも前半の内容を単に繰り返しているとなると、間違いありません。

あるいは、前半から一文が長い割には後半で短くまとめにかかっているところです。

内容が薄いから字数稼ぎに走らざるをえなくなるわけです。

 

まあ、我々も人のことは言えません。

このブログも、ここまでで300字ほどですから、もう少しあったほうがいかにもそれらしく見えるかと思いますので、もう一度、今回のポイントを押さえておきますと、直接生徒と面談して、

「字数稼ぎをしているだろう」

と最初に一発かますとよいということです。(一文が長いぞ!)

これで、400字、無事に超えました。