電車を待っているときに使えるネタ

先日、電車を待っていて気がつきました。

 

各駅停車には『普通』と表示されていますが、そうでなければ、停車駅によって『特急』『快速』『急行』『準急』と、いろいろあります。

そういった電車は、言ってみれば、普通ではない電車ということになります。

 

そのとき、同行していた人に、通過する特急電車を指差して、

「あの電車、普通やおまへんな」

と申し上げましたところ、いわゆる一般社会で普通に生活していらっしゃるその人は、

「あんさんも普通のお人やおまへんさかいなあ……」

と、笑っておっしゃいました。

 

その翌日に、例の友人と電車を待つ機会がありましたので、同じように通過する特急を指差して、

「あの電車、普通やないで」

と言ったところ、

「ひょっとしたら、普通やない自分は特別やとかなんとか言うてもらおうてなことを思うてるんやったら、間違うてるで」

「そら、どういうこっちゃ」

「キミは敷かれたレールの上を走らへんさかいな」

「何言うてんねん。そういう君も普通やないで」

と負けずに言い返しますと、

「ボクのことは、只者ではない、と言ってもらいたいね」

すると、これをすぐ傍で聞いていたおばさんが、

「あんたら、そんな上り電車ばっかりみたいな喧嘩しいな」

「上り電車ばっかりみたいな喧嘩って、なんです?」

「下らんっちゅうことや」

                       デンデン