〈ゾンビ企業〉の親方

中国では、〈ゾンビ企業〉を年内に精査し、統廃合をする方針を打ち出したそうです。中国なら〈ゾンビ企業〉ではなく、〈キョンシー企業〉の間違いではないかと思いましたが、調べてみますと、〈ゾンビ企業〉は中国だけに限らないようです。

 

中国でいうところの企業は、いわゆる国営企業ですから、いくら赤字であっても生産調整だとか人員削減だとか、いわゆる経営努力など必要ない企業です。

もしこれが一般企業なら、とっくに倒産しているところですが、親方中国のおかげで社員従業員は、そんなんの関係ねえ、と言って保身のために会社を存続させるようと抵抗しそうです。

 

この、親方中国〈ゾンビ企業〉の報道に触れて、かつての日本にも公社と呼ばれた、親方日の丸企業があったことを思い出しました。

でも、当時は〈ゾンビ企業〉などとは言わなかったように思いますが、おそらく、ゾンビという言葉がまだ一般に浸透していなかったせいでしょう。

では、その頃、それらをなんと呼んでいたかというと、アタシの記憶が正しければ、確か、『ぜんざい公社』とか……

(やっぱりオチは落語のネタか! しかも『ぜんざい公社』は何回目や!)