『モネ展』に時間貸し制度を導入せよ!

昨日、『モネ展』に行ってしまいました。

 

絵の世界に入ったモネの風刺画から、家族の肖像画、風景画、『印象 日の出』『睡蓮』といったよく知られた作品、モネの蒐集した他の画家の絵画まで展示されていて、非常にすばらしい展覧会でした。

ただ、今日は休日かと思ってしまうほどの人出で、帰りにアンケートに、

「演劇に貸し切り制度があるなら、美術館にも他者を交えずにゆったり鑑賞できる時間貸しの制度を取り入れるべきだ!」

と、記入しようと思いながら、すっかり忘れて美術館を後にしてしまいました。

 

ちょいと不満をくすぶらせながら地下鉄へ向っておりますと、小さなギャラリーが目につきましたので、そこへふらりと立ち寄りました。

精華大学の学生二人による展示会で、とてもユニークな作品ばかりが並べられていました。

なにそろ、無名の学生の小さな展覧会ですから、他に鑑賞する人もおらず、その制作者と作品についての話ができました。

彼女たちが世の中から注目されてから、その作品を観にいくのも悪くはありませんが、やはり、まだ誰も観ようとしない頃の芸術家に触れるのも、人生の醍醐味ではないかと思いました。

 

あ!

「君等が有名になって、展覧会なんかを開くときには、貸し切りで観られるようにしてね」

と、お願いするのを、忘れてしまいました……