話術を磨く理由

昔、講演を行いましたときに、聴衆から、

「落語家みたいなしゃべりやな……」

という感想をいただいておりました。

落語口調の講演もアリだとは思いますが、もう少し自分の話術を磨こうという思いもあって参加いたしましたKBSの『アナウンス講座』が、昨日、終了しました。

最後は、ラジオスタジオでニュース原稿を2本、朗読を1本読んで、CDにやいてもらいました。

 

先生からさんざん、

「あんさん、もっと肩の力を抜きなはれ」

と言われておりましたが、言われながら、

「アタシほど肩の力を抜いてる人間は他にいてへんで」

と自負しておりましたが、実際に自分の読み方を耳にいたしますと、いかに用心深く読んでいたかということがわかりました。

緊張のあまり肩に力が入っているのではなく、自分はただの小心者だったということです。

それでも朗読はうまく読めているようで、むしろ、この方面の腕を磨いて、たとえば、先日開催しました《添削セミナー》だとか明日の《三題噺》だとかの話術を磨こうという目的には適ったかと思います。

 

(え? 正直に言え?)

な、なんのことですか……?

(話術を磨くのは、女、口説くためやろ…… )

って、アアタ、なんでわかりましたんや……