今、できること。

熊本県が大地震に見舞われました。

 

大きな災害がどこかで発生するたびに、多くの方が、何か支援をしたいと思い、自分に何ができるかを考えます。

家族や親戚、友人知人がいれば安否を問い、ボランティアとして駆けつけようとします。

 

ただ、通信はつながりにくい状況になっていますから、どうしても必要だという連絡以外は控えた方がいいようです。

また、ボランティアは受け入れ態勢が整っていないとの報道がなされています。

あるいは、まだ余震の続く危険な状態にあるときに、支援に向かった自分が却って現地の人たちの手を煩わせることになる可能性もあります。

 

そうした点を考慮して、今の自分に何ができるか、と問うならば、

「今は、何もしない」

という答もあるのではないかと思います。

 

もちろん、考慮した上で何らかの支援が行えるのであれば、それに越したことはありません。

 

大きなことではなくても、自分の仕事や生活の延長で何かできる機会も、いずれ訪れるかと思います。

今、できることは、その機会を待つことと、被災した方々を、そして現地で救援活動に当たっておられる人々を想うことではないかと思います。