災害ボランティアの心得は、昨日述べた、全国福祉協議会の十か条の他にもいろいろあるようです。
それらはおおむね、
⑴ボランティアとして赴く自分を守りための項目。
⑵そのボランティアに直接支援してもらう人々に対応するための心構え。
⑶現地でボランティアを迎え入れてくれる、いわゆる交通整理にあたる人々に迷惑をかけないための心得。
の、三つに分けられるかと思います。
でも、裏返してみると、こうした心得が伝えられるということは、それだけ過去の災害時におけるボランティアに関わるトラブルが少なくなかった、ということを表しているのではないかと思います。
もしそうだとすると、
「ボランティアは誰でもできる」
という概念は、実は妄想ではないかと思います。
堀江貴文さんの著書『指名される技術 六本木ホステスから盗んだ稼ぐための仕事術』(ゴマブックス)が売れているようです。
客を観察して何を望んでいるかを察知して接客にいたる、指名される一流ホステスの技術、心得がそこに記されているわけですが、そのままボランティアの心得にも通じるのではないかと、コンビニエンスストアで立ち読みしながら、ふと思いました……