今日も今日とて、誰も遊んでくれないので、マクドナルドにいます。
こうしてブログを更新したり、原稿を書いたりしておりますと、ビジネスマンがパソコンを叩いて仕事をしていたり、パート先の上司を批難しているおばちゃんがいたり、女の子が恋話に花を咲かせていたりして、とことらとしては毎度、適度な刺激を楽しんでいます。
そんなことを思いながら、さて、今日はブログに何を書こうかと思案しておりますと、
「なら、別れようか」
そっちを見ると、若い女性がカウンターの端に座ってスマートフォンで話していました。
「そんなに簡単に別れられるって、その程度だったということだね」
アタシだけでなく、周囲には他の客もいるのに、なんと大胆な、と思いながら、知らぬ顔をして聞いてしまいます。
「人の気持ちがわからない人なんだね」
「よくそれで今までやってこられたね」
「ほんと、人間として最低」
でも、入り交じる台詞は、別れ話をしている女の子の言葉か、パート先の上司の悪口を吐き出しているおばちゃんの声か、よくわからなくなってきます。
つまり、まったく違う状況のように見えても、そこで使われている言葉は、実は類似しているのではないかと、ふと、感じました。
特に、
「人間として最低」
なんて、別れ話を切り出した彼のことだと想像できますし、パート先の上司と考えることもできますし、あるいは……
(え? 他人事のように言ってる場合じゃない?)