会話に効く《乳酸菌入りチョコレート》

おかげさまで、〈大人のキットカット〉をいただいた女性から、ときどきチョコレートをいただきます。

もちろん、アタクシだけ特別ということはありません。

他のスタッフにも平等にくださいます。

 

先日、その中の若いスタッフの一人が、

「あ、これ、今、流行の乳酸菌入りチョコですね。チョコレートに乳酸菌を入れるのは非常に難しいというこことですが……」

と、一口食べて、

「なんだか、乳酸菌が効いてきました」

と、お腹に手を当てながら言いましたので、

「しまった、ここで後れをとってはならじ」

とばかりに、アタクシも一口食べて、

「そう言えば、私も急に元気になってきましたよ」

と続けましたところ、

「乳酸菌は腸内細菌ですから、アリナミンみたいに急に元気になるものでは、アリナミン

爆笑!

いつもアタシを師匠と呼んでくれる、その若いスタッフにその場を持っていかれてはアタクシの存在価値が失われてしまいますので、焦ってつい、

「ご町内(腸内)の最近(細菌)の話題は、乳酸菌入りチョコレートですね」

などと口走ってしまったところ、瞬間、気まずい空気が流れ、その流れを変えるように彼はアタクシに向かって、

「そう言えば、乳酸菌入りの青汁もあるそうですよ」

アタクシはぎゅっと唇を噛んで、

「それは、不味い、ということか……」