なでしこ寄席

昨日、伝楽亭にて『女性落語の交流会・なでしこ寄席』が開催されました。

アマチュアの女性落語家15名が高座に上がるという、実に華やかな落語会でした。

お馴染みの古典はもちろん、英語落語『皿屋敷』、『親子酒』の女性バージョン『母娘酒』に、紙切り、笛、とバラエティーに富んでいて、いろいろと発見もある会でした。

 

先日、田舎家かかし師の『天狗裁き』は、夢を話したがらない男を話したがる男に変える発想が面白いとご紹介したかと思いますが、酔っぱらい親子を親父と息子から母と娘に変えた『母娘酒』も、逆転の発想で楽しませてもらいました。

 

今では珍しくもなくなった英語落語は、発想の転換が国際化を実現させた一つの例にもなります。

 

また、アマチュア女性落語家による落語会も、今回の『なでしこ寄席』やら『別嬪寄席』やら『マドンナ寄席』やら、各地で行われるようになってきました。

かつて落語は男性中心の演芸でしたが、これからは日本の文化の一翼を担ってアマチュア女性落語家が世界を席巻することになるかもしれません。

そうしたことを予感させる女性落語会に足を運ぶ……

 

(え? ホンマは下心があるから『なでしこ寄席』やら『別嬪寄席』やら『マドンナ寄席』に行くんやろ……)

 

って、アアタ、やっぱりわかりますか……