今日、とてもステキな女性とお話をする時間がありました。
彼女はとても聞き上手で、ついつい、
「たとえば、円楽さんの笑点での自己紹介の『男は女性にもてなくなると、をAとして、素行が改まるを、Bとし、最近素行の改まっている、つまりBの、円楽です、この円楽をCにした場合、それを聞いている人は、A=B、B=Cなら、A=Cだと予測して笑う』という話をして、笑いは論理的なんですよ、とか、たとえば、お、も、て、な、し、だったら、裏ばっかりかよってツッコミを入れると、ひねくれた人間だと思われますが、でも、うらめしや〜って言う幽霊には、表にはレストランがありますよってツッコミを入れると、ちょっと面白い人かなって思われるとか、視点をずらすと意外性があって皆さん、笑顔を見せてくれるんですよ」
など、ありったけの持ちネタを駆使して手の内をすべてさらしてしまいましたが、
「また、アホなことばっかり言うてからに、このアンケラソ!」
てなことをおっしゃることなく、すっかり喜んでくださったので、
「そしたら……」
と、少し緊張の面持ちでいよいよ本題に、と思ったところで、
「ああ、楽しかった。じゃあね〜」
と、彼女は去ってしまいました。
今度こそ、本気で素行を改めようと……