一票を投じたあとに一石を投じたい選挙報道

今日は、NHK大河ドラマでさえ放送時間が変更される参議院議員選挙投票日です。

選挙のたびに午後8時からどの放送局も選挙報道一色になります。

 

野球中継なんぞ見なくても、明日の新聞を読めば、あるいはネットで検索すれば、結果がわかりますが、それでも野球中継を見る人は、贔屓にしているチームの、あるいは選手の活躍を見たい、さらには、その試合中に起こるすばらしいプレーに感動したいと思っていらっしゃるのではないかと思います。

 

明日の仕事に差し障るかもしれないけれど、錦織圭選手のプレーを未明まで見てしまうのも、世界で活躍する勇姿を見たいという、ファンなればこそでしょう。

 

そう考えると、選挙ファンとか選挙の開票ファンとか、そんな類いの人たちが、世の中にはたくさんいらっしゃるということでしょうか……

それは、AKB48の総選挙と同じ心理が働いているということなのかもしれません。

 

でも、ひょっとすると、テレビ局というところは勘違いしているのかもしれません。

多くの国民の関心事に違いないから、選挙報道をしておけば、視聴率で他社に後れを取ることはない……

 

ただ、

「本当にそうだろうか」

という疑問を持っておりますアタクシは、その点を検証するためにも、各社が同時に行っている選挙報道の時間帯に、たとえば長らく放送されることのなかった『プロレス中継』とか、筋書きのない『一発屋芸人大集合』とか、そんな特別番組の放送をあえて断行する、でなければ、通常の番組を平然と流すようなテレビ局があれば面白いかも……てなばかばかしいことを考えながら、今日は『大相撲(初日)』の中継を見終えてから、投票に行って寝てしまおうかと思っております。