超能力者と魔法使いのセミナー教室

超能力者と魔法使いは、どう違うのでしょうか?

 

どちらも火を発することができますが、超能力者のすべてが火を出すわけではありません。

でも、魔法使いは、多少の上手下手はありますが、みんな、魔法の杖を使って火を出すことができます。

 

超能力の代表的なアニメーションといえば、石ノ森章太郎さんの『サイボーグ009』や横山光輝さんの『バビル2世』などではないかかと思いますが、彼らにはそれぞれ可能な能力と不可能な能力があります。

尾田栄一郎さんの『ワンピース』も、〈悪魔の実〉を食べた超能力者たちの物語だと言えます。

 

超能力者とは、まさにその身に特別な《能力》を身に宿した人たちを指す言葉かと思います。

 

それに対して魔法使いは、《魔法》を学びさえすれば、誰でも箒に股がって空を飛ぶことができますし、杖から火を発することができます。

イギリスの作家、J.K.ローリングさんの『ハリー・ポッター』で魔法の杖を売っている店があるというのが、その証左だと思います。

 

残念ながら、アタシにはそんな《能力》は備わっていませんし、《魔法》の学び方も、魔法の杖を売っている店も知りません。

 

落語には、今でいうところのカルチャー教室の一つ、あくびのやり方を指南する『あくびの稽古』なんて噺がありますから、

『超能力発掘セミナー』

とか、

『魔法教室』

とかあれば、案外繁盛するのではないかと思いましたが、例の友人には、

「キミが催した先日の『落語DEユーモア・コミュニケーションセミナー』の結果が『あくびの稽古』以下だったことを考えてみたまえ」

と言われてしまいました……