心が折れたときに読んでください。

ダメージを受けた精神状態は、段階別に四つの言葉で表現されているようです。

 

「ちょっと、凹(へこ)んだ」

ぐらいだと、すぐに元にもどります。

 

「かなり落ち込んだ」

となると、回復までに少し時間がかかるかもしれません。

 

「もう立ち直れない」

という言葉を口にする友達には、脇を支えてゆっくりと立ち上がらせることが可能かと思います。

 

昨今、耳目に触れる、

心が折れる

という言葉が、もっとも強い精神的なダメージを表現しているように思います。

『心が折れない〜』

『心が折れそうになったとき〜』

といったタイトルの書籍や特集記事が目につきますから、おそらく、世の中の多くの人が、〈心が折れる精神状態〉をもっとも恐れているのではないかと思います。

 

でも、木は折れても、そこからまた新しい芽が生えてきます。

 

心も、一度は折れてもそこからまた新しい心を育むことができるのではないでしょうか。

 

ですから、〈心が折れること〉を恐れることはないと思います。

むしろ、〈心が折れること〉を恐れる気持ちの方を、恐れるべきではないかと思います。

 

我慢ができなくなることを、

『堪忍袋の緒が切れる』

と言いますが、我慢して我慢して卓袱台をひっくり返したくなり、上司を殴りつけたくなったときでも、

『堪忍の袋を常に首へかけ破れたら縫え破れたら縫え』

という言葉を唱えることができます。

 

『人生を棒に振る』

という言葉もありますが、棒に振っても人生は続きます。

ですから、この後に、

「棒に振っても人生だ〜!」

と、いつも心の中でアタシャ叫んでいますよ〜!