イチロー選手と稀勢の里関

広島カープの黒田投手が日米通算200勝を挙げました。

 

イチロー選手は、

「日米通算なんて認めない」

と、祝福したという記事が新聞に掲載されていました。

もちろん、自身の記録に対する批判を踏まえた祝福の言葉ですが、この辺りが欧米流であり、また、イチロー選手が記録を更新し続ける要因の一つになっているのではないかとも思います。

 

大相撲の大関稀勢の里は、またしても初優勝と横綱昇進逃がしたようです。

稀勢の里関が、緊張をほぐすためか微笑を浮かべるようになって三場所にもなりましょうか……

けれども、にわか仕込みの微笑みでは、緊張する心と身体を解きほぐすことはできなかった、ということかもしれません。

 

やはり、我々のような人間が、緊張を解く手管として笑いの極意をちょいちょい伝授するのがいいかとも思いますが、さあ、こんなもので本当に緊張が緩和できるのか、とか、欧米流、イチロー選手ほどスマートにできるのか、とか問い詰められますと……

 

「それでは緊張を緩和する呼吸法を行います。まず、大きく息を吸って、次に、吐いて、吐いて、吐いて、歯ぁいてぇ……」

 

すいません、つい、緊張してしまいまして……

(え? 緊張のせいにするな、ジョークの質を向上させることが先だろう……)