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読解力とコミュニケーション能力を向上させるために……

国立情報学研究所と東京書籍など教育関連企業5社が、子供たちの文章を読み解く力を高めるための新たな研究所を、2年後をめどに共同で設立する。〉

という報道がありました。

それによりますと、

「人がAI(人工知能)に負けないためには読解力の向上が必要」

という、国立情報学研究所の担当者の言葉が掲載されていました。

 

「そしたら、なにか、人工知能に負けへんかったら、読解力の向上は必要ないのんか?」

とか、

「もしそうやったら、人工知能を作った人らには、多分、驚異的な読解力があるやろうから、わざわざそんな研究所を作らんでも、その人らに読解力指導をしてもろうたらええんちゃうか」

とか、

「そもそも、読解力と人工知能にはどんな関係があるんや?」

とか、

「そんな発想の研究所を創設して、どんだけの効果があるんや?」

とか、ひねくれた疑問がいっぱい浮かんできました。

 

某理系の大学では、『笑学』なるものを導入して、学生のコミュニケーション能力を向上させることを目論んでいるようですが、これにも、

「その、『笑学』なるもんが、コミュニケーション能力の向上にどれほど効果があるのんや?」

とか、

 

「どうして彼らが寡黙なのかわかってるんやろうか?」

とか、へその曲がった疑念が沸き上がってきました。

 

読解力なんかなくても、正解がわかればそれで高い評価が得られるし、コミュニケーション能力なんかなくても、自分が間違っているかもしれないと思えば黙って誰かが正解を明示してくれるの待っていればいいと、みんなそう思っているのではないかと、アタシは密かに考えておりますが、それを声高に主張しないのは、間違っているかもしれないこの考えを述べて、自分の評価が下がったり批難されたりすることを、恐れるからでありまして……

 

「キミの場合、最初からたいした評価をされているわけでもないし、だから批難なんかされるわけもない………」

とは、読解力もあってコミュニケーション能力にも長けた、例の友人の寸鉄人を刺すがごとき言葉でございます。