心屋仁之助さんの『「好きなこと」だけして生きて行く』(PHP)という著書のタイトルのように、誰でも、好きなことだけして生きていけるのでしょうか?
『サワコの朝』(MBSテレビ)に、昨日出演されていた加山雄三さんは、《好きなこと》をして、自由に生きておられるようです。
ただ、お話を聴いておりますと、
《好奇心が旺盛であること》
《自分に制限を設けないこと》
《周囲の人に愛されること》
などが、必要なのではないかと思いました。
好奇心が旺盛で興味を持ったことにはとにかくやってみる。
その際、自分を制限しない。
「もう、年だから」
とか、
「時間がないから」
とか、
「お金がないから」
とか、
「自分にはその力がないから」
とか、つまりはやらない理由を探そうとしないことです。
そういうところが、周囲の人にも愛されるポイントにもなるのではないかと思います。
ただ、それは、嫌われないために人に好かれる術を身につける、あるいは愛されるための方法を学ぶ、といった姿勢とは違う性質のもののように感じます。
加山雄三さんは、いわゆる七つの海を自作のヨットで航海したいと照れることなく語り、御自分でそのヨットの精巧な設計図まで描いていらっしゃいました。
そんなことなら、普段から人の考えないようなことを豪語して、好きなことだけして生きているはずのアタシも自由なはずですが、不思議なことに不自由な毎日を送っています。
それを例の友人に話しましたところ、
「キミは、重大な要件を一つ忘れている」
と言いますので、それはナニかと尋ねたら、
「『自分を正しく理解すること』だよ」