オリンンピックのカヌー競技で、羽根田選手がアジア代表選手として初めてメダルを獲得しました。
高校卒業後に留学してカヌーの修行を積んで、快挙に至ったそうです。
お笑い芸人の猫ひろしさんが、カンボジアの国籍を取得して、オリンピックのマラソン代表選手になった話は、以前にも触れたかと思います。
日本のお家芸と称される柔道や体操では、今大会、すばらしい結果を出しています。
どうやら方法は三つ、あるようです。
一つ目は、日本ではそれほど盛んではない競技、つまり、競技人口の少ない競技を選択して本場で鍛錬する。
二つ目は、その競技のあまり盛んではない、日本以外の国に赴いてそこでトップに立つ。
三つ目は、競技人口が多くても、その中で一番を目指す。
この選択は、学問や芸術においても通用するかと思います。
「ただ、いずれを選択するにせよ、それだけの覚悟は必要だろうね」
と付け加えましたところ、例の友人が、
「キミの場合、覚悟の前に、人生一発逆転しようとか、すぐに諦める性分とか、自分を過大評価しているとか…… そうそう、能力の問題もあるよね」
てなことをあげつらったあげく、
「自分でもわかってるよね?」
「わかっているから、覚悟ができないんだよ」