変革を仕掛けるコクヨの発想

過日、《船場経済倶楽部》の早朝講演会で、コクヨ株式会社の黒田章裕会長の、『変革の起爆剤! それは“オフィス”』と題するお話を伺いました。

 

1時間のお話の中で、特に印象に残ったのは、

〈コミュニケーションへの投資〉

でした。

オフィスを、スタッフが決められた座席に座らないフリーアドレスにデザインすることで、部署や役職を超えたコミュニケーションが図れるというという内容で、コミュニケーション技術の向上を図る発想ばかりにとらわれておりましたアタクシの目から、鱗を落としてくださった御講演でした。

 

今朝のNHKの『ルソンの壷』でも、フリーアドレスで多様な職種のスペースをシェアする企業が取り上げられていました。

 

単に事務用品を販売する発想から、オフィスの移転や改装といった機会を捉えて、コミュニケーションへの投資を提案する発想への転換は、個人の生き方にも応用できるのではないかとも思いました。

 

これを例の友人に話して、

「単に三題噺を聞いてください、という発想ではなく、三題噺によってお客さんの人生の変革にも寄与しますよと訴えるアイデアが必要だということだ」

てなことを力説いたしましたところ、

「具体的にはどうするの?」

と、問われましたので、

「さあ、それをアンタに相談にきた」

 

変革とは口先ばかりの毎日でございます……