ジャスティスシェパード

日本の伝統的食文化に非を唱え実力行使に及ぶシーシェパードのシェパードには、本来キリスト教の、迷える子羊を導く指導者、という意味合いがあるようです。ですから、徒や疎かに使ってよい言葉ではないように思いますが、軍用犬や警察犬として用いられている利口な犬種に、この名が冠せられてもいるようです。

そういったところから、シーシェパードは、“海の番犬”とも訳されるようです。

 

軍用犬や警察犬は、ただ吠えるだけでなく、相手に攻撃をしかけます。シーシェパードも、攻撃を仕掛けてきます。

ただ、犬の場合は、ルールに従って人間が指示を出しますが、自分たちの信じる正義のためならルールやモラルを無視してもよい、というところが、犬と違うところかと思います。

 

シーシェパードほどではありませんが、ルールやモラルから逸脱しても自分たちの信じる正義を押し付けようとする人たちは、他にもいらしゃるように思います。

 

『新聞は社会の木鐸であれ』てな言葉がありますが、にもかかわらず、マスコミのなんじゃかじゃを見聞いたしますと、彼らをソーシャルシェパードなんて言うてもええんちゃうかいなぁ…… とか、そのマスコミがあまり大きく取り上げることはあらしまへんけど、ピースシェパードなんてのも存在しておられるんやないかいなぁ…… とか、それを言うんやったら、ワールドシェパードみたいなもんも、あったりしてぇ…… とか、まあ、まとめて言うと、ジャスティスシェパードってな人ですわ。

 

ちなみに、誤解のないように申し上げておきますが、アタクシ、決してシェパードが嫌いなわけではありません。

全般に犬が苦手なだけでして……