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逆転の『恋ひたる辻占煎餅』発想法

遅まきながら、AKB48の『恋するフォーチュンクッキー』(作詞・秋元康さん 作曲・伊藤心太郎さん)の古典語訳『恋ひたる辻占煎餅』がネット上に存在することを、昨日のアンパンマン論議の国語のK先生に教わりました。

 

「汝がことを恋うれども 妾に絶えて興もなし〜🎶」

古典の現代語訳は国語の授業でさんざんやりますが、現代文を古典語訳するという、逆の発想はありません。

しかも、アイドルのヒット曲で……

 

英語を筆頭に、日本語の外国語訳と外国語の日本語訳は当たり前のようにされていますが、古典にもこの手が使えることに、『恋するフォーチュンクッキー』が出るまで、多くの人が気づいていなかったということのようです。

 

古典の学習においてこの手法を用いれば、

「古典なんか何の役に立つんだ〜」

と、“役に立たなければやる必要はない論”が持ち出されることはありません。

反対に、

「面白そう!」

という、“面白そうだからやってみたい論”が出てきます。

 

今の世の中には、“役に立つか否か論”が幅を利かせながら、“視点を変えよ論”がよく取り上げられますが、役に立たないと決めつけられているところに焦点を当てれば、視点を変えた新しい何かが発見できるということを、この古典語訳『恋ひたる辻占煎餅』が示唆しているように思います。

 

もし、もっと早くにこういう手法を知っていたなら、古典はもちろん、英語も数学も理科も社会も技術家庭も音楽も美術も書道も体育も、アタシはもっと得意になっていたのに……

てなことを例の友人に話しましたところ、

「キミは、何十年経っても、勉強のできなかった言い訳を探しているんだね」

ええと、

「汝、幾年経て尚、学び得なき己が由縁を求めてむや……」

かな……

合っていますか? K先生。