前回の続きになりますが、野郎の世界に女性が参入するばかりではありません。
『ウオーターボーイズ』は、女性が水中花となるシンクロナイズドスイミングに挑む男子を指して、ドラマなども作られましした。
看護婦さんから昨今は看護師と呼称が変わりましたが、女性の仕事と思われていたところに、男も入ってきています。
草食系男子やらメガネ男子やら、女子に対応する形での◯◯男子という呼び方はありますが、『カープ女子』や『相撲女子』というほど、インパクトのある男子の呼称は、見かけません。
でも、実は昔から女性の専売特許に男が割り込んでいた仕事がありました。
彼らは、『男芸者』、いわゆる幇間、太鼓持ちと呼ばれて、まあ、たいがいは感心されない仕事でしたが、それが、今や絶滅寸前となってしまいました。
てなところから、前回に続いて話を展開しようと思う、なんてことを例の友人にいたしましたところ、
「キミも似たような人種だったよね」
と言われましたので、きっぱりと否定しました。
「それは違う。色気に頼らず男が男を楽しませるのが男芸者で、アタシの場合、色気抜きで女性が面白がってくれているだけだ!」