諸行無常の人間関係

先日、長年所属していた趣味のグループから抜けた人を、同じグループに所属している人が、戻ってもらおうと説得を試みていました。

でも、そのグループの中心人物の日ごろの発言が自分の信条から外れるようになり、そんなことが積み重ねった結果だからと、その方は戻らない旨を改めて伝えていました。

 

また、説得を試みていた方は、それまで友人だった人間とはもうつきあいたくない、という話もされていました。

「単に、嫉妬しているだけですが、そいつと会う度に、違う女性を連れて来るので……」

と、その理由を控えめに述べていましたが、

「そりゃ、毎度これ見よがしに違う女性を連れてくるヤツの方が悪い!」

と、アタクシも大いに賛意を表明いたしましたところ、いたく、感動してくださいました。

 

『人間は変わるものだ』

という前提に立てば、それまでの人間関係を断ち切りたくなるのも当然だとうことになります。

諸行無常

は、人間にも当てはまるということです。

 

そんなことを例の友人に話しますと、

「キミの場合は変わらないよ」

と言われて、

「ああ、彼は変わらず友人でいてくれる。ありがたいことだ……」

と思った瞬間、

「人間関係を壊す理由を見つけてしまうところが、変わらない……」