ノーベル賞のバラード

仕事や人間関係でしくじったときや物事が思うように運ばないときやなんかに、カラオケに行って、『みなしごのバラード』(作詞・木谷梨男さん 作曲・菊池俊輔さん)を歌います。

画面には、毎回のアニメーションでエンディングテーマが流れていた時の画像が、1番の歌詞で映し出され、2番では最終回でマスクが破れ、その正体が暴かれる、壮絶な試合のシーンが見られますが、カラオケで初めてその2番の画像を目にしたときの感動は、今でも忘れられません。

感動は、人生の哀しさをしばし忘れさせてくれます。

 

児童相談所にランドセルを贈る、6年前の『タイガーマスク現象』の先駆けとなった伊達直人氏が、自らその正体を明かしたことが報道されました。

児童養護施設の支援に取り組む中、社会に強いメッセージを送ることを考え……」

という思いがあったそうですが、それには、ランドセルを買ってもらえなかったご自身の体験が元になっておられたようです。

 

数日後にノーベル賞を受賞される大隅さんは、ノーベルレクチャーで、

「子供の頃、昆虫採集や夜空を見ていた経験が……」

と語り、

「科学に限らず人と違うことを恐れずに……」

と、記者会見で述べられたという報道が、今日は伊達直人氏のニュースと並んで報じられています。

 

世の中、ちょいちょい、

〈人と違う発想〉

が求められますが、人と違う発想をするためには、自分の体験と強い信念が不可欠ではないかと感じました。

 

おかげで、アタクシの、〈人と違う発想〉が、どうして世の中に受け入れられないのか、よくわかりました。

今日も、『みなしごのバラード』を歌っていしまいそうです……