手書きの年賀状に込める想い

今年も、結局今頃年賀状を書いています。

印刷に出すわけでもなく、パソコンを使うわけでもなく、裏表、すべて手書きです。

年末、真面目に働いていた頃は、三が日に、遠いところから書いては投函していましたが、年末に働かなくなっても、やっぱり切羽詰まって書いているなら、同じです。

 

それなら、印刷屋に依頼するとかパソコンを駆使するとかすればよさそうなものですが、決められたデザインを印刷するというのは、どうもアーティストとしてのプライドが……

(誰がアーティストや!)

パソコンでは、手書きの暖かさが出ない……

(正直にパソコンで年賀状作れまへんと言え!)

 

そんなことなら、年賀状なんかやめてSNSを使って一斉に年始の挨拶を済ませればええやないかというご意見もありますが、もちろん、個人情報となる住所などを教えてくださらない女性なんかには、メールで新年の挨拶をしておりまして、ちょいちょい着信拒否……

 

ただ、まあ、毎年、独自のデザインで送ります私の年始状に、

「あんさんだけですわ、手書きで送ってくれはるの……」

と、言うてくださる方いらっしゃるのがうれしいということもあって、毎年、手書きの年賀状を出しているわけですが、皆さん、たいがい、そうおっしゃったあとで、

「小学生みたいなへたくそな年賀状……」